メニュー

LOH(男性更年期障害)治療

LOH症候群(男性更年期障害・加齢性腺機能低下症)は、late onset hypogonadismの略です。加齢や疲労、ストレス、環境変化により男性ホルモンが低下することにより、精神神経症状や性機能低下などの症状が現れる疾患です。30~50代の働き盛りの男性にもみられます。

LOH症候群になると、メタボリックシンドローム、心筋梗塞、脳梗塞などの生活習慣病のリスクが高まることがわかってきました。
のぼせ、動悸、集中力が続かない、体がだるい、やる気が出ないなどの不調を感じていらっしゃいましたら、お気軽にご相談ください。

主な症状

  • 倦怠感
  • めまい
  • イライラ
  • 睡眠障害
  • 物忘れ
  • 精神不安
  • 勃起不全(ED)
  • 筋肉量の低下
  • ひげが薄くなるなど体毛の変化

症状が徐々に現れてくることが多く、「うつ」などの精神的疾患と勘違いされてしまうことが多いようです。

男性更年期障害チェックリスト

合計26以下は正常、27-36は軽度の症状 、37-49 は中等度の症状、50以上は重症とされています。

  症状 なし 軽い 中等度 重い 非常に
重い
1 総合的に調子が良くない 1 2 3 4 5
2 関節や筋肉の痛みがある 1 2 3 4 5
3 ひどい発汗がある 1 2 3 4 5
4 睡眠の悩みがある 1 2 3 4 5
5 よく眠くなる、しばしば疲れを感じる 1 2 3 4 5
6 イライラする 1 2 3 4 5
7 神経質になった 1 2 3 4 5
8 不安感がある 1 2 3 4 5
9 体の疲労や行動力の低下を感じる 1 2 3 4 5
10 筋力の低下がある 1 2 3 4 5
11 憂うつな気分になる 1 2 3 4 5
12 「絶頂期」は過ぎたと感じる 1 2 3 4 5
13 「力尽きた」「どん底にいる」と感じる 1 2 3 4 5
14 ひげの伸びが遅くなった 1 2 3 4 5
15 性的能力の衰えがある 1 2 3 4 5
16 早朝勃起の回数が減少した 1 2 3 4 5
17 性欲の低下を感じる 1 2 3 4 5

合計

「HeinemannらによるAgingmales’symptoms(AMS)スコア」より

原因

 

極度の疲労やストレス、環境変化などにより、血液中の男性ホルモン(テストステロン)が急激に減少することで起こります。
また、加齢とともにテストステロンが徐々に減少することでも生じます。

診断

診察後、血液検査を行い、男性ホルモン値を測定します。男性ホルモン値の測定は朝の時間帯が望ましいです。
診断基準では、血中の遊離型テストステロンが8.5pg/ml未満であれば、男性ホルモン値が明らかに低いとされています。さらに、8.5pg/ml以上11.8pg/ml未満であれば、男性ホルモンが低下傾向にある状態です。

治療

男性ホルモン剤の注射・塗布、漢方薬治療などが代表的です。
男性ホルモン補充療法は、筋肉注射を行います。
※前立腺癌の治療中の方には行えません。

※検査の予約を取る際は、午前中の朝の時間帯(おそくても11時まで)でお取りください。

医療費について

保険診療と自費診療を組み合わせて行います。

自費薬

グローミン10g(男性ホルモンクリーム剤) 3,300円税込

 

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME