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精液に血が混ざる

血精液症とは

精液に血液の混入があると、精液が赤くなります。この状態を「血精液症」と呼びます。

精液は精巣で作られた精子と精嚢(せいのう)および前立腺の分泌液が合わさってできていますが、精液成分の大部分は、精嚢および前立腺の分泌物が占めていますので、出血部位は多くの場合は精嚢または前立腺です。

血精液症の症状

血精液症は20代から60代まで幅広い年齢層でみられます。

精液に血が混じると言っても色は真っ赤な鮮血から茶色の古い血液まで様々で、出血してから時間がたったものは黒くなり(鉄さび色)、血液の塊が混じることもあります。逆に新しい出血では鮮血色になります。

原因

精嚢または前立腺の炎症が大部分ですが、他の原因として考えられるのは、精巣、精巣上体、精管、精嚢、前立腺といった精液輸送路の腫瘍、またはのう胞、結石などが挙げられます。

前立腺生検や膀胱鏡検査、パイプカット後といった医療行為の後にみられることもあります。

検査をしても異常が確認できないことも多く、特発性(原因不明)の血精液症と診断されることが多々あります。

診断と治療

▼精巣・精巣上体などの外陰部診察

▼直腸診:前立腺・精嚢に異常があるか

▼超音波検査:膀胱、腎臓、前立腺、精巣等の形態の確認

▼尿検査:血尿、感染の有無

▼PSA:前立腺癌のチェック

以上の検査で炎症や感染がある場合は抗生剤治療を、特に問題ない場合、無治療で経過観察していただきます。

多くの場合は、精嚢に貯留した古い血液が、その後、少しずつ排出されるため、完全に血精液が消失するのに、1-2ヶ月、長い方は半年程度要する場合も少なくありません。

大部分は自然に改善。ただし、高齢の方は精密検査をお勧めします。

多くの場合、特発性血精液症と診断され自然治癒します。

血精液症から癌が見つかる確率は高いわけではありませんので、過剰に心配する必要はありませんが、症状が続く場合や高齢者の方は前立腺癌の可能性もありますので精密検査をお勧めします。

また、都市伝説として赤玉伝説がありますが、血精液症は打ち止めの合図ではありませんのでご安心ください。

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